この記事は、みらい翻訳Advent Calendar 2025の1日目です。
こんにちは、みらい翻訳の岩月です。
普段リモートワークをしています。オンラインでのコミュニケーションにはすっかり慣れていますが、自宅での会議参加に関する広く知られた課題として、部屋の外から会議中かどうか分からないということがあります。
この課題に対しては、ドアノブに会議中という札をかけておくという手法が提案されていますが、会議の前後に部屋の外に出て札のステータスを変更せねばならないというコストが無視できないほど大きくなっています。
もう少しスマートに会議中かどうかを部屋の外へ伝えるために、画面を持った何らかの電子デバイスをドアに装着しておき、ネットワーク経由で状況を更新できるようにしたいと考えました。今回挙げた要件は次の通りです:
- バッテリーの充電頻度が小さいこと
- 無線LANに接続できること
- ドアノブにかけられること(壁付けでも良い)
要件を満たせるデバイスとして、M5StackのPaperS3を選び出しました。電子ペーパーで、無線LANに接続でき、ひっかけるフックがついています。

画面表示
使用する文字の分だけフォントを用意して本体に入れるという手もありますが、今回は会議中は「会議中」という表示を、そうでないときは何も表示しないということにし、それぞれの画像を用意しました。画像は本体に転送しておきます。
通信プロトコル
MQTTプロトコルを用います。IoT用の通信プロトコルであり、今回の用途に適していると判断しました。室内からブローカーへ会議状況を送信し、ブローカーがPaperS3へそれを送信します。
このブローカーを自分で作ってしまうと、常時起動しておかないといけないため、今回は外部サービス(HiveMQ)を使用しました。
プログラミング
S3PaperのプログラミングはUIflow 2.0というGUIベースのIDEで行います(Pythonを直接書くこともできます)。初めての体験でしたので、少し戸惑いました。できたプログラムは次の通りです:

余計な処理が入っているように見えますが、こうしないと動かなかったため、このようにしています。メッセージは0か1というシンプルな文字列で、1なら会議中、0ならそうではない、としています。
会議の状況を送信
スマートフォンから状況を更新できると簡単なので、MQTTに対応したアプリを使用しています。
会議中は以下のような表示が出ます。動画を撮っていないので伝わりませんが、切り替えると1秒弱で反映されます。

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