この記事は、みらい翻訳 Advent Calendar 2024 11日目の記事です。
こんにちは。プラットフォーム開発部 EMのchikaです。
Advent Calendarを作ったので自分ももちろん参加登録!
…したものの、書くことが全然思いつかない!
登録した予定日も過ぎちゃった!(本当は9日目だった)
うーん、どうしよう。。
...と思っていたところに、最近買ったキーボードが宅配で届きました。
お、待てよ。
これで何か書くかなぁ。
ということで、今回は購入したキーボードのことを少し紹介することにします。
そういえば、昨年のAdvent Calendarでもキーボード関連の話をしてました。
miraitranslate-tech.hatenablog.jp
2年続けて会社のブログで完全に趣味の内容ですが、すみません笑
ちなみに、私はキーボードはいくつか所有しているものの、カスタマイズしたり自作したりといったことはしていません。
今回の話題についてもビギナー向けですがご了承ください。
購入したキーボード(Keychron K11 Max)
さて、私にネタを提供しにやってきた(違う)キーボード、買ったのはKeychron K11 Max。
(ブラックフライデーで20%OFFされてたのに惹かれてポチってしまいました)
Keychron社について
Keychronは2017年に設立された香港の会社で、「ミニマルなデザインで最も洗練されたメカニカルキーボードを作ることに専念」している企業です。
近年、コロナ禍などでマイキーボードとしてメカニカルキーボードを愛用する方が増えたと思いますが(自分もその一人です)、その普及の一端を担ったブランドだと思っています。
個人的にはKeychronのキーボードは割と気に入っていて今回3つ目です。
今回購入したKeychron K11 Max の特徴を2つ挙げると、アリス配列とロープロファイルであるということです。
以下、この2つの特徴について簡単にご紹介することにします。
アリス配列とは
画像見てもらえれば分かるように、キーがぐにゃっと曲がって並んだ配列が特徴的ですが、これはいわゆるアリス配列と呼ばれるエルゴノミクス(人間工学)デザインです。
補足として、ChatGPTにアリス配列とはなんなのかについて聞いた結果を抜粋して記載します。
アリス配列は、手首の自然な角度を考慮してキーが少し斜めに配置されているエルゴノミック(人間工学的)なキーボードレイアウトの一種です。このデザインは、従来のキーボードよりもタイピング中の手首への負担を軽減することを目的としています。
アリス配列の名前の由来となった「アリス」は、TGR Aliceという特定のキーボードモデルに由来しているのですが、このTGR Aliceの独特なデザインが話題となり、エルゴノミクスキーボードの配列の代名詞のようになったということです。
アリス配列の利点
わざわざ改めて書き出すようなことでもないのかもしれませんが、アリス配列の特徴を2点挙げておきます。
手・腕が自然な角度でタイピングできる
通常のキーボードに手を置いてタイピングをしていると、特にコンパクトなキーボードを使っていると顕著ですが、脇を締めて手首が真っ直ぐになるような少し窮屈な置き方をするので、手首や肩に負担がかかります。
そして毎日毎日そのような体制を続けることで、腱鞘炎や肩凝りに悩まされる人も多いです。肩凝りから首の痛み、偏頭痛につながることもあるかもしれません。
アリス配列のキーボードは、腕や手首を自然な形でキーボードに置いてタイピングすることができるので、負担がかかりにくいようになっています。
私も肩凝りがひどく、整体に行くと「肩が内側に入ってしまっている」と言われていたことから、左右分割型のキーボードを使っていますが、分割されていないタイプとしてこのアリス配列もそれほど肩が丸まらないので、肩凝りがひどくなりにくいだろうと期待はしています。
正しい打ち方が身につきやすい
アリス配列はキーが中央付近で左右に分離されているため、分割型ほどではないものの、右手でタイプするキーと左手でタイプするキーが強制的に分かれることになります。
よって、どのキーをどの指で打つかというのが正しく身についている方は違和感なく使えると思いますが、一部左右を逆に打つような癖がある人は、矯正せざるを得なくなります。
左右逆の癖と言っても、多くの人は分離された境界付近のキーに限定された癖だと思うので(「6」、「T」「Y」あたり)、それほど心配することはないと思います。なお「B」やスペースキーは左右両方にあったりします。
ちなみに私は「6」を右手で打っていたので(これは寧ろ正しかった気がするのですが)、左手で打つののになかなか慣れず、時々右手の人差し指で「6」を空振りしたり、端が「6」であることから「5」の位置がよく分からなくなり「6」を誤タイプすることもしばしばありました。(だいぶ慣れました)
軽く使ってみた感想
この記事を書くために私自身初めてのアリス配列を体験したのですが、まだ慣れないせいか、ミスタイプが多いです。特に伸ばし棒(ー)をタイプすると隣のキーと一緒に押してしまう事故が多発してしまうため、「キーボード」と打つと必ず2回以上は打ち直しをするハメになり非常にストレスフルです。
また、アリス配列で真ん中のキーが下の方に寄っているからでしょうか、Backspaceキーが非常に遠く、ホームポジションのままでは小指が届かず、少し手を動かすことになるため、これもミスタイプに繋がりやすくなっています。
ただ、これは今回私が選択したキーレイアウトがJIS配列で、Backspaceキーが小さいことも影響しているので、US配列であればもう少し届きやすいとは思います。
いずれにしてももう少し修行が必要そうです。
分割型とアリス配列、どっちが良い?
分割型キーボードとアリス配列キーボードはどちらが良いでしょうか?
(分割型って?という方は↓こちらを参照ください)
どちらも手首や肩に優しいものだとは思いますが、アリス配列は腕を中央に持ってくるような構えになるのに対して、分割型は肩を開いた状態でタイピングすることができるので、私のように肩の方がより気になる場合は、分割型の方が良いかと思います。
(じゃ、なぜアリス配列買ったのよというツッコミが聞こえてきそうですが、聞こえないことにします笑)
一方、ホームポジションの位置が分割された左右のキーボードの置く位置に依存してしまうため、姿勢が定めにくい、感覚が掴みにくいという方もいるかもしれません。そういう人はアリス配列のキーボードの方がしっくりくるかもしれません。
これを機に打ち方を矯正しても良いかなーという人は、アリス配列でも十分に矯正はされると思いますが、分割型の場合はそもそも左右を離して配置するため、どちらの手で入力するかが問答無用で決まってしまうことで、矯正力はより高いです笑
ロープロファイルキーボード
もう1つの特徴としては、Keychron K11 Maxはロープロファイルのメカニカルキーボードであるということです。
ロープロファイルとは、ノーマルプロファイルと呼ばれる通常のキーボードと比べてキーの高さが低いことを表しており、キーボード全体を薄くスリムに作ることができます。
メリット
ロープロファイルキーボードを使う場合のメリットは以下2つになるかと思います。
ノートPCのキーボードに近い感覚
昨今、会社の業務ではノートPCを利用するケースの方が多いのではないかと思いますが、ノートPCに慣れきっている状態からいきなりノーマルプロファイルのキーボードを使うと、キーの高さや間隔が変わってしまい、慣れるまでに時間がかかります。
一方、ロープロファイルキーボードはキーストローク(キーを押し込む深さ)がノートPCのパンタグラフ式キーボードの感覚に少し似ているため、スムーズに移行することができます。
手首への負担が小さい
キーの数にもよりますが、ノーマルプロファイルのキーボードだと、数字キーなど上の方のキーが遠く、高くなるので手や手首を上げたりして負担がかかりやすくなります。その改善策としてパームレストを置いてタイピングすることがよくありますが、ロープロファイルキーボードは薄いので、手や手首を持ち上げるような動作は必要がなくなり、パームレストも不要になります。
なお、これらは感覚に個人差があるので一概にメリットとも言いにくく、参考程度と思っていただくのが良いかと思います。
参考
デメリット
一方で、ロープロファイルキーボードのデメリットは以下です。
打鍵感・打鍵音があまり良くない
ノーマルプロファイルのキーボードに比べるとキーストロークが浅い分、打鍵感(いわゆる打ち心地)や打鍵音がそれほど良くないというのが一般的です。
もちろん、これが良いという人も多いので(私もその一人です)ロープロファイルというカテゴリが成立するのですが。
種類が少ない
これは買う・使う以前の問題なのですが、メカニカルキーボードの大半はノーマルプロファイルだと言っても良いので、それと比較するとロープロファイルのメカニカルキーボードは選択肢が少ないです。
強くこだわるのでなければ、ノーマルプロファイルも選択肢に入れた方が自分の好みのものが見つけられる可能性は高くなります。
(余談)ロープロファイルのトレンド
種類が少ないと言ったばかりですが、最近はロープロファイルのメカニカルキーボードが増えました。私が買ったKeychronの他にも、Nuphy や Lofreeといったブランドのロープロファイルキーボードは人気があります。
いつか使ってみたいですが、さすがにしばらく買えないので大人しくしてます。。
ロープロファイルキーボードの例
Air75 V2 QMK/VIAワイヤレスメカニカルキーボード – Nuphy Japan
おわりに
今回購入したKeychron K11 Maxはこれからちょいちょい使っていこうと思いますが、この記事を書いていたらまだ慣れていないのでミスタイプが多く、結構疲れました。
ところで、今回ので私が所有する外付けキーボードはこれで6台目になってしまいました。
そろそろキーボードの収納が欲しいです。何かよい収納方法はありませんか?
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